2011年05月11日

スタッフミーティングから9

今日も、恒例のスタッフミーティングの内容から
テーマは「食中毒について」でした。
 1、食中毒の原因;「細菌」・「ウイルス」・「自然毒」など
    「ウイルス」として有名なのは、ノロウイルスで冬場に多いとされています
    「自然毒」としては、きのこ、野草、フグ等です
    「細菌」としては、Oー157、Oー111、カンピロバクター等です。
    ここで、
    『カンピロバクター』について
      鶏や牛等の腸にいる菌で
      生の鶏肉や牛肉に付着していたり、肝臓の内部に存在している。
      少量でも感染し、菌が体内に入ると2日〜7日くらいで、発熱や腹痛、下痢
      吐き気などの症状が現れます。
    
    『腸管出血性大腸菌O−157』について
      主に牛の腸にいる菌
      少量で感染し、菌の付着した食品を食べると2日〜7日くらいで、発熱、
      激しい腹痛、水溶性の下痢、血便、吐き気、嘔吐等の症状が出現。
      合併症を起こして死亡する例もあります。
     
    『腸管出血性大腸菌0−111』について
      Oー157と同じで、2日〜14日の潜伏期間があり、100個以下の菌数
      でも発症すると言われています。空気感染はしないとの事です。

 2、その予防
    3原則;「つけない」「増やさない」「やっつける」です。
    「つけない」;感染の恐れのあるものを区別する様心掛ける。
           それを触った手や、器具でむやみにいろんなものに触れないように
           しましょう。
    「増やさない」;なるべく繁殖しにくい環境を維持する事です。
            温度、湿度等に注意して下さい。
            作った料理を長時間室温に放置しない事も大切です。
    「やっつける」;とにかく手を洗う、生ものを調理した道具(まな板、包丁等)
            こまめに熱湯消毒をしましょう。

 これから暫くは、食中毒の危険性が高くなりますので、十分にご留意下さい。
 あと、もう一つ、予防のために、良く咬む事をお勧めします。
 食物の細かく砕く事で表面積が増え、胃酸に触れる部分が多くなるようにする事も
 ひとつの方法と言われています。

以上、宮崎市大字小松3239−2 木田歯科医院(☎47−3414)院長でした。


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Posted by はなしの好きな歯医者さん at 18:45│Comments(0)スタッフミーティングから
 
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